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捨てるもの残すもの

物欲のない僕がミニマリストになる!2017年「物を持たない生活」を目指します。いろいろ捨てちゃうけど、大切なものは残していきます。そんな生活の記録です。ミニマリストを目指していますが、捨てるばかりが目的ではありません。捨てながら残しながら、何が自分に大切かを考えてみたりして。

「ヒットの崩壊」(柴那典)を読む



1990年代から比べて、最近はCDが売れなくなった。そして爆発的ヒット曲がなくなった。

そこには音楽業界をめぐる構造的な問題がある。

たとえば「モノの消費から体験の消費への転換」「SNSの普及によって流行が局所的に起きる」などなど。

90年代まではテレビというメディアに大量に露出させ消費者に刷り込ませることによりブームを作ってきたが、いまではそれができなくなってきているのだ。

実際に音楽が爆発的に売れていなくても、ライブには何万人も集まるアーティストは少なくない。BIGBANGのヒット曲は日本で広く知られていないがコンサートは連日数万人が集まる。

AKBにとってCDは握手券のための媒体でしかない。音源は特典に勝てなくなっているのだ。

一方、カラオケの人気は横ばいだが、歌われる歌は変わってきている。

90年代までは新曲が出ると我先に覚えたものだが、いまはJ-POPスタンダードが歌われる傾向にある。

では音楽はどこで消費されているのか。

いまはフェスだ。フェスとは体験である。その影響で音楽番組までが長時間化しフェス化している。

著者は最後にこう結んでいる。

「かつてはヒットは時代を写す鏡だった、いまはどうだろうか」その答えはこの先の未来も「イエス」だ。

音楽はいつも社会の鏡であり続ける。